米国映画「Gilda」(1946)
リタの代表作のひとつだといわれる。舞台は戦後のアルゼンチンで、アルゼンチンが歴史で一番羽振りがよかったころらしい。リタのまわりに愛憎関係がまつわりついてくる。それにドイツ関係もはさまれてくる。アルゼンチンは逃亡ナチ高官の逃亡先のひとつ。なんとなく胡散臭さがただよっている。これ、ただ裏の世界を扱ったから必然的にそのようなトーンになったのか。
やはり、リタの魅力には打たれた。録画時にはもう一本「上海から来た女」もいれるつもりだったのに、なんかメカの関係で入れられなかった。
なんでリタのことで騒いでいるのかというと、プイグの「リタ・ヘイワースの背信」をまだ読んでいない。どうせ読むなら本人をそれなりに知っておいたほうがいいと思ったから。哀しいかな、いままでリタの映画は観てこなかった。
先年、亡くなったときは、ラテン系の女優であったということで、当地でもかなり紙面が割かれていたのだが。
(2006/04/16)