イギリス映画「Bright Star」、Jane Campion, 2009、イギリス

 ジョン・キーツとその婚約者との悲しい愛の物語。
 美しく、静かな話がつづくが、もちろんその底には清楚で激しい愛のゆらめきが脈打つ。
 キーツは夭折したイギリスのロマン派詩人、わたしも対訳詩集(英語と西語)を持っているが、その世界にはいっていくのは容易ではないようで、ちょっと遠ざけていた。
 こうして映像化されるとシンパシーは増すが、こういったロマンスに頭からどっぷりつかってしまうような自分ではないのにヘキエキしながら、描かれる世界の美しさだけにひたっていた。
 とはいっても今日も早朝に起き、コンディションがよくなく、うとうとしてしまったところもあったことを告白しておかなければ。



(30 de enero, 2011)