フランス映画 "LOL (LAUGHING OUT LOUD)", Lisa Azuelos., 2008


往年のアイドル、ソフィーマルソーが母親役。

パリの高校生は、勉強もせず誘惑に身をまかせ、そんななかでもいろいろ悩んで生きる。

それは古今東西おなじこと、ただ程度に問題があるということで、わたしたちだってむかしはばかなことばかりしていたのだ(敢えていうなら、いまでもおなじであるが)。

そんな節操のない自堕落な暮らしでも、それなりに必死で、たとえばジェネレーションギャップをこえて、理解と優しさとで接していくべきだと結論される。

現象的には、かなりすさまじい生き方をしている連中ばかりであるが、ひと皮むけば、その息づかいをじゅうぶんに感じることができる。

出てくる高校生は美男美女ばかり、親の世代も魅力にとんだひとたちばかり。。。しまいにはジェネレーションギャップは家族の愛によって解消されるというオチ、これはやや安易か、あるいは二ホンの場合はより複雑なことになっていると思うべきなのか。


(2010/04/03)