フランス映画"Ricky", フランソア オゾン、2009


オゾン監督の最新作。
小学生の娘と暮らす母親は、製薬工場に勤める。
職場でおとこを知り、仲良くなり、娘は複雑な心境であったが、三人で住みだす。
このおとこはスペイン人。
赤ん坊がうまれる、しかし母親は赤ん坊の背中に痣らしきものが出来ていて、乳児虐待ではないかとおとこを責め、しまいにはおとこは出奔してしまう。
ここまではなまなましいリアリズム劇。

しかしつぎには、予期しなかったことが沸き起こり、はあ、オゾンがそんなことするの、と呆気にとられるが、それでも乗せられてぐいぐい曳かれていく。
ここはネタバレをふせぐべし。

そんな騒動に振り回されるが、それでも母性愛やら夫婦愛が語られる。

原題は、リッキー、でもスペイン語タイトルは、"こどもだけが天にのぼれる"。
はあ、どうコメントしていいやら。。。


(2010/03/22)