フランス映画「Faubourg 36(「『幸せはシャンソニア劇場から』)Christophe Barratier、2008



戦間期のパリのミュージック・シアターでのひと騒ぎ。
 その興亡というと堅苦しく響くかもしれないが、社会情勢やら人間悲喜劇をからめている。
 もちろんふんだんにシャンソンが唄われる。
 こういったショービジネスがキライではないが、今回は、大筋はつかめたものの、ストーリーを追うのがやっとで、あまり愉しめなかった。
 フランスらしい、気の利いたやりとりもすくなからずあるし、ほろりとさせるところもあるが、ザンネンながらわたしは乗り遅れてしまったようで、二時間はちょっときつかったという印象。
 ちょっと地味だったかな、かといってハリウッド流儀で派手派手にやられても困るんだけど。
 お好きなかたにはどうぞ!という感じ。
 
 ニホンでも公開されたばかりらしい。


(2009/10/11)