フランス映画「Quatre etoiles」(2005)
・「Quatre etoiles」、Christian Vincent、フランス(2005)
ニホンを含みほぼ世界で実施されていると思う。
フランス映画月間である。
以前は作品に関わったひとたちが舞台挨拶とかしていたようだけど、今回はなかったのか。
それで全体を見渡すと、コメディがほとんどで軽い感じ。
ほんとはこういうのは、わたしの趣味ではないのだが。
・”Quatre etoiles",(高級な誘惑者、がスペイン語タイトル、直訳は「四つ星」
突然、膨大な遺産を受け継いでしまったパリの娘が、どう使うか迷い、カンヌのホテルに逗留することにした。
しかし、ペテン師のような男にからまれる、いい男かあやしい男かよくわからないまま、いっしょに詐欺めいたことの片棒をかつがせられる。
詐欺の被害者は富裕なレーサーで、この三人のやりとりがメイン。
このあやしい男がおなじホテルの逗留をめぐっていかに立ち回るのかも見もの。
ふつうの女の子のような主演女優も眺めているうちにすてきに見えてしまうのは映画のなせる業か。
ちょっとした雰囲気を楽しむにはいいかも。
でもそれだけ。
こういう軽いものの凄みというのをわからなくてはいけないとも思うのだけれど。
(2007/09/30)
のちにこの作品、小規模ながら映画館一般公開にもこぎつけた。