米国映画「The OH in Ohio」(2007)
・”The OH in Ohio”、Billy Kent, 2007, 米国
リッチにハッピーに暮らしている女にも悩みがある。
オルガズムに達したことがない。
いわゆる不感症というものに分類されるひとはどのくらいいるものだろうか。理由もさまざまだと思われるが。
それをいかに克服するか、という話。
不感症克服講座に通うと、ライザ・ミネリが出てきて、自分の女性器をデッサンするように勧めたり、自らの歓びをいかにレイアウトするか教授する。せっぱつまって女は器具にも走る。
一方の夫は、教師でもありお気に入りの子と愉しむ。
ダニー・デビトも出てきて、家庭用(庭の)プールの宣伝などする。
オチは、家庭用プールか何かであったと思う。しかし、うとうとして終わりのほうはやや注意散漫。
それなりに期待はしたのだけど、ちょっと空振りの作品。
ある意味でいまの米国社会の戯画化でもある。このくだらなさにこそ、学ぶべきものがあるのかもしれない。アンチ・ラブ・コメディ?
ちなみにスペイン語では「わたしのGポイント(Mi punto G)」というタイトル。
(2007/02/14)