イギリス映画「Head in the clouds(「トリコロールに燃えて」)」(2004)
「Head in the clouds(「トリコロールに燃えて」)」John Duigan,イギリス,カナダ,(2004)
米・英・西・加の合作。なんか意味深。
いや、それよりも、英語オリジナルタイトルが「Head in the clouds」、スペイン語タイトルが「Dias de pasion」、なんか三者三様のノリなんで、だから映画のタイトルなんて覚えるのは半世紀前からやめてます(笑)。
シャーリーズ・セロンにペネロペがからむ。男のほうは、タウンゼント。この三人の共棲関係が、さすがは自由なヨーロッパという気がするが、やはりそこには歴史の波が。
スペイン市民戦争、および第二次戦のドイツ占領下のパリ。それらが、三人にどんな影響を及ぼすか。
見方によってはメロドラマとも取れるが、べつの見方をすれば、歴史のなかでいかに生きるか、その実存性が問われるなんていう具合に、中身が濃い。見るひとによって、見方がすっかり変わってくると思う。
もちろんシャーリーズの存在感がダントツなんだけど。
(2006/09/03)