米国映画「Good Night, and Good Luck」(2005)
・「Good Night, and Good Luck」George Clooney、米国(2005)
ジョージ・クルーニーの昨年の製作。
米国の赤狩りに対抗したCBSのニュースキャスターとそのスタッフ。
赤狩りは政治的背景があったにしろ、狂気のわざ。それにどこまでマスコミが対抗できるか。でもマスコミといっても、ピンからキリまで。ここでは恐怖に屈しない勇気が際立つ。「メッセージ」映画ともいえばいいのだろうか。
途中途中にはさまれるジャズナンバーも粋だ。でも、そうか、同時代だったんだ、という思いを深くさせる。
マッカーシー旋風の脅威というと、かつては、ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドの「追憶」なども思い出させるが、似通った社会現象にはフランスのドレフュス事件など枚挙にいとまがない。
(2006/05/26)