米国映画「Walk the line(「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」)」2005
・「Walk the line(「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」)」James Mangold、米国、2005
ジョニー・キャッシュって、いまいちピンと来なかった。カントリーというか、ロックンロールというのか。
この映画、邦題は「ウオーク・ザ・ライン/君につづく道」で今年公開、ジョニーキャッシュと、ジューン・カーターの物語。
そつのない展開。レイ・チャールズのこのあいだの映画にも似てる。
演奏の場面も魅力的。しかしすべては想定内、という印象。
ふたりの恋愛をめぐる軌跡のビミョウさが焦点かな。
ほんと、レンアイなんかやめておけ、とかいう松田さんの本もあったけど、レンアイなんてすると見えるものが見えなくなっちまって、見苦しく振舞うことが多い。しかもその渦中にて自分の客観視を試みることははなはだ困難。ということで、原則としてレンアイなんてしないことに決めてるのだが、それでも人の子、原則とおりにいかなくなることもある。しかも同じようなマチガイを何度でも繰り返す。ああ、イヤだねえ。人の子にうまれるのはイヤだ。いっそ犬の子だったら、あれこれ考えることなく即。。。って、何の話だっけ?(と、いっしょうけんめいとぼけてる)。
まあ、ジョニーの強引さを眺めながら、そんなことを思ってた。俗にレンアイをしてるひとは美しくなるとか言われるのだけど、ほんとかな。アデルの恋、なんてものもあったじゃないか。
結論: ひとはいつも平常心で生きていければいいんだけど、ああ、哀しいかな、心が頭を裏切ることがある。
(2006/05/16)