ドイツ映画「BERLIN-DIE SINFONIE DER GROSSSTADT(「 伯林-大都会交響楽」)」 (1927)


「BERLIN-DIE SINFONIE DER GROSSSTADT(「 伯林-大都会交響楽」)」 ワルター・ルットマン (1927)

ドキュメンタル映画。ベルリンの夜明けから夜更けまでを丁寧に、ウイットを混ぜながら撮っていく。制作者の意図が詳しく読み取られる。いわゆる戦間期。それでもベルリンのなんという活気にあふれていることか。とにかくむかしの映画はこうだった。
 無声映画のはずだけど、電子音楽風のメロディが終始流れ、ときとして映像を音楽が押しのけてさえいた。
 このシネクラブ、どっかの高校生がシュクダイで大挙して押し寄せてきてた。「こんなつまらない映画見たの、あたし初めてよ」とか言ってる女の子もいた。


(2006/10/03)