2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「県庁の星」西谷弘、日本(2006) 飛行機で見た映画。 このテーマ、ニホンの経済系のニュースではずっと以前から言われてきたこと。 制作されたのも比較的新しいわけだけど、このところ、地方自治体のお台所の危機状態が如実に(!)明るみに出てきてる…
DVDにて初めて観る。ハリウッド映画にしては(B.エドワーズにしては、でもあるんだけど)、奈落が垣間見えるし、ハッピーエンドに終わってないのもいい。かつては、これだけのものを作れる力、というか、こういう脚本が通るような環境があったということか…
・「Que Viva Mexico!」セルゲイ・エイゼンシュタイン、メキシコ・ソ連・米国、1932年 TVの22チャンネルにて「オアハカのエイゼンシュテイン」という一時間番組あり。 メキシコのエイゼンシュテインといえば、その仕事が「メキシコ万歳(Que viva Mexico…
「Historias clandestinas en La Habana」Diego Musiak、キューバ・アルゼンチン(1997) キューバの妖しい物語。夕べTVで観てた映画は,"Historias clandestinas en La Habana" という。「ハバナの秘密の物語」、かなりおどろおどろしいけど。監督は D…
「Chico」Ibolya Fekete,ハンガリー・チリ・ドイツ・クロアチア(2001) すごい、すごい、とにかくすごい、といっても、何にも伝わらないと思うから、ガマンして初めはあんまりスゴクない、なんていいながら始めることにする。 Chikoという名の映画、TV…
「Kansas City」、Robert Altman,米国(1996) ロバート・アルトマンの「カンザスシティ」をチョッポにて観る。10年まえの作品だったのか。 マッシュ、やらナッシュビルなんかはお気に入りなんだけど、制作してる作品も多いから観てないのも目立つ。 …
「ゴジラ ファイナル・ウォーズ 」北村龍平 、日本(2004) 神は死んだ、しかしてゴジラが生まれた。 いいコピーだと思いませんか? 東宝の宣伝部でも雇ってくれないかな。 ということで一昨年製作の「ゴジラ ファイナル・ウォーズ 」の話。 神が死んで…
「Transamerica(「トランスアメリカ」)」Duncan Tucker、米国、2005 性の同一性障害の男の話。女に最終的に替るのが寸前。 そんなとき、息子が。。。 一種のロードムービー。それも米国の南部、西南部系で、イスパニック的、インディアン的雰囲気で充…
・「Un Homme et Une Femme(「男と女」)」、Claude Lelouch、フランス、1966 ほんとはアヌーク・エーメの「男と女」と記すべきところなのだろうか。 以前に触れたことがあったか、高校のころは満足に洋画を観にはいけなかった。いなかだし、洋画を観る…
「Pantaleon y las visitadoras」、Francisco Lombardi、ペルー・スペイン、1999 バルガス=ジョサにより1973年に書かれた小説。75年に作者も脚本に加わって、映画化がなされる(ペルーでは撮影が許可されず、ドミニカ共和国にて撮影)。 その映画…
・「BREAKFAST ON PLUTO(「プルートで朝食を」)」、Neil Jordan2005 二ール・ジョーダン監督(アイルランド)による2005年制作のフシギな作品。 性的アイデンティティに悩む男が現代アイルランド史のなかをいかに生き抜くか、なんて要約したら、す…
「El Desquite(報復)」Andres Wood, チリ、1999 アンドレス・ウッド監督によるチリ映画。あの有名な「Machuca」の監督でもある。1999年制作。 チリのアシエンダ(大農園、チリではフンドというらしい)の農園主に女のこの孤児が引き取られる。奥さ…
・「Good Night, and Good Luck」George Clooney、米国(2005) ジョージ・クルーニーの昨年の製作。 米国の赤狩りに対抗したCBSのニュースキャスターとそのスタッフ。 赤狩りは政治的背景があったにしろ、狂気のわざ。それにどこまでマスコミが対抗…
・「Mrs. Henderson presents(「ヘンダーソン夫人の贈り物」)」、Stephen Frears、イギリス、2005ヘンダーソンさんはご主人を亡くして未亡人に。七十歳になるところ。お金はたっぷりある。ご主人はインドの官吏かなにかだった。 いっぽう、息子は第一…
・「The Last Days」、James Moll, 米国、(1998) 今晩、11チャンネルではThe Last daysとかいうドキュメンタルを流すことになっている。監督は、James Mollというひと。ちょっと気になって調べてみると、1999年のアカデミーのドキュメンタル部門…
・「Walk the line(「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」)」James Mangold、米国、2005ジョニー・キャッシュって、いまいちピンと来なかった。カントリーというか、ロックンロールというのか。 この映画、邦題は「ウオーク・ザ・ライン/君につづく道…
・「Un Crisantemo Estalla en Cinco Esquinas(「菊は五つの角で爆発する」)」、Daniel Burman, アルゼンチン、(1988) 監督は1973年生まれで、ブエノス・アイレスにて出生するが、ポーランド系ユダヤ人である。 この映画のタイトル、和訳すると奇…
・「En el hoyo(「穴のなかで」)」、Juan Carlos Rulfo, メキシコ(2006)評判のいいドキュメタリー映画。監督は、あのフアン・ルルフォの息子、フアン・カルロス・ルルフォ。残念ながら、前作をわたしは見てはいないんだが。 だが同時にポレミックな…
・「ローレライ」樋口真嗣、日本(2005) 福井晴敏原作の映画「ローレライ」を視る。 ふつうだったら、決してみないような類いの作品だが、わざわざ貸してもらったので、いわば消化試合風に視る(笑)。 この種の読み物、または映画は、どのくらい影響力、メ…
・「感染」、落合正幸、日本、(2004)がっこうにしろ、びょういんにしろ、ひと皮剥くと何が出てくるかわからないところがある。 たとえば初期の渡辺淳一には、びょういんについて内側から迫るようなところがあったと思う。 なるべくなら、薬にも医者に…
「Rosario Tijeras(「ロサリオの鋏」)」、Emilio Maillé、コロンビア、2005 主人公の女の子、だれかに似てるな、と思ってたら、どうやら(昔の)児島みゆきと大竹しのぶを足して、二で割ったような。 では俗にいうファム・ファタルかというと、なんと…
「Y tu mama tambien(「天国の口、終わりの楽園」)」、Alfonso Cuaron, メキシコ(2001) あのガーエルとディエゴの「天国の口、終りの楽園」をいまごろ見た。 青春なんだな。オンナとセックスのことしか頭にない若者。セイシンとニクタイとは何ぞや、…
・「稀人」、清水崇、日本、2004年 たしかに野心的な内容。はじめはいかに視ることに意識的になりうるかというテーマをプライベート・ムービー風に運んでいくその手際にあこがれた(おらだって、映画ぐらいは撮りたいゾ!主演女優募集中)。 しかしやが…
「Die weiβe Massai (「マサイの恋人」)」Hermine Huntgeburth、ドイツ、2005 あまりドイツ語には詳しくない。Hermine Huntgeburthというのは、ヘルミーネ ・ フントゥゲボールトと言うらしい。このおんなのひとが監督。 ケニアに遊びにきたスイスの若いカ…
リタの代表作のひとつだといわれる。舞台は戦後のアルゼンチンで、アルゼンチンが歴史で一番羽振りがよかったころらしい。リタのまわりに愛憎関係がまつわりついてくる。それにドイツ関係もはさまれてくる。アルゼンチンは逃亡ナチ高官の逃亡先のひとつ。な…
「Etre et avoir「ぼくの好きな先生」)」、Nicolas Philibert、フランス、2002 Etre et avoir、これが原題、なんかサルトルかハイデッガーの論文のような名。このフランスのドキュメンタリー(2002)は、何回か見逃してて、それでも神のご加護で(髪の、…